チャートが二番底を付け、RSIは一番底より高い。ここで買えば底値に近い一方、ダブルボトムはまだ完成していません。ネックライン突破まで待てば形は完成しますが、買値が上がり、上放れがだましになることもあります。さらに押し戻りを待つと損切り幅を狭めやすい反面、強い上昇には置いていかれます。
本記事では、ダブルボトムとRSIの強気ダイバージェンスを組み合わせ、先回り・ネックライン突破・押し戻りの三つを、同じ許容損失で比較します。形の見つけ方だけでなく、対応する二つの安値、確定足、翌取引時の注文、撤退価格、数量、見送りまでを一つの手順にします。価格と計算は学習用の架空例であり、勝率や運用成績を示すものではありません。
先に結論
- ダブルボトムは二つの安値が見えただけでは未完成です。古典的な確認は、間の戻り高値であるネックラインの突破です。
- 強気ダイバージェンスは「価格が安値更新、同じ二つの谷に対応するRSIは切り上げ」です。RSIの任意の最安値同士を結びません。
- RSIは強い下落で売られ過ぎ圏にとどまるため、ダイバージェンス単独で底を断定しません。
- 先回り、突破、押し戻りは優劣ではなく、買値・誤判定・未約定の交換条件です。
- 日足終値で確認した条件を同じ終値で約定させず、次の取引時の価格で数量を再計算します。
- 最小単元で損失予算を超える、大幅ギャップ、決算直前、低流動性なら0株です。
ダブルボトムは「二つの安値」ではなく反転の工程
ダブルボトムは、先行する下降トレンドの後に、第一の安値、戻り高値、第二の安値を作り、戻り高値の抵抗線を上抜く反転型です。二つの安値の間の戻り高値を、本記事ではネックラインと呼びます。第二の安値が見えた時点は候補であり、ネックライン突破で初めて古典的な形が完成します。先行する下降がなければ、単なるレンジの下限往復かもしれません。
StockChartsのChartSchoolは、二つの谷の間隔を数週間から数カ月、四週間以上を望ましい目安とし、第二の安値を第一の安値からおおむね3%以内とする古典的なガイドを示しています。ただし、これは市場を問わず通用する法則ではありません。同資料も、抵抗線突破までは形が確認されないと説明しています。出典:StockCharts ChartSchool「Double Bottom Reversal」(2026年9月24日確認)。
二つの安値が完全に同値である必要はありません。第二の安値がわずかに下なら、損切りを巻き込んだ後の回復として読めます。一方、大幅に下なら同じ底の試しではなく、下降トレンド継続の可能性が高まります。許容差を「見た目」ではなく、百分率、ATR、日数のいずれかで検証前に固定します。
| 段階 | 価格の状態 | 分かること | まだ分からないこと |
|---|---|---|---|
| 先行下降 | 安値・高値を切り下げ | 反転型の前提 | 底の位置 |
| 第一底 | 売りがいったん止まる | 候補の基準安値 | 恒久的な底 |
| 戻り高値 | 反発後に失速 | ネックライン候補 | 突破できるか |
| 第二底 | 第一底付近から反発 | 売り圧力の再試験 | 形の完成 |
| ネックライン突破 | 終値で抵抗を越える | 古典的な完成 | 上昇継続 |
| 押し戻り | 旧抵抗付近を再試験 | 支持への転換候補 | 必ず反発すること |

RSIの式と「対応する谷」の決め方
RSIはJ. Welles Wilderが紹介した0〜100のモメンタム・オシレーターです。期間nについて、上昇幅の平滑平均をAvgGain、下落幅の絶対値の平滑平均をAvgLossとすると、RS=AvgGain÷AvgLoss、RSI=100-100÷(1+RS)です。14期間、70以上を買われ過ぎ、30以下を売られ過ぎとする設定がよく使われますが、Fidelityは強いトレンドではRSIが長く買われ過ぎ・売られ過ぎにとどまり得ると説明しています。出典:Fidelity「Relative Strength Index」(2026年9月24日確認)。
初期の平均はn本の上昇幅・下落幅の単純平均、その後はWilder型の平滑化で更新する実装が一般的です。しかし、初期化、欠損、価格調整の扱いはサービスで差が出ます。日足のRSI14と週足のRSI14は同じ意味ではありません。期間は14営業日と14週であり、チャート足と設定を記録します。
通常の強気ダイバージェンスは、価格が前の安値を下回るのに、RSIは前の対応安値を上回る状態です。下落価格に対し、下向きモメンタムが弱まった可能性を表します。しかし「価格の二つの谷」と「RSI画面で都合よく見つけた二つの谷」を別の日付で結ぶと、後知恵になります。まず価格側で第一底と第二底のバーを決め、同じバーまたは事前に定めた狭い窓内のRSI値を対応させます。
隠れた強気ダイバージェンスは、価格が安値を切り上げる一方、RSIが安値を切り下げる形で、上昇トレンド中の継続候補として使われます。下降後のダブルボトムで扱う通常の反転型とは役割が違います。本記事は通常の強気ダイバージェンスを中心にし、二つを混ぜません。より広い分類はダイバージェンスの記事も参照してください。
| 分類 | 価格の二つの安値 | RSIの二つの安値 | 主な文脈 | 本記事 |
|---|---|---|---|---|
| 通常の強気 | 切り下げ | 切り上げ | 下降の弱まり・反転候補 | 中心 |
| 隠れた強気 | 切り上げ | 切り下げ | 上昇中の押し目・継続候補 | 補足 |
| 通常の弱気 | 高値切り上げ | 高値切り下げ | 上昇の弱まり | 対象外 |
| 隠れた弱気 | 高値切り下げ | 高値切り上げ | 下降中の戻り | 対象外 |
| 誤った結び方 | 問題 | 再現可能な直し方 |
|---|---|---|
| RSIの最安値同士だけを結ぶ | 価格の谷と日付がずれる | 価格のピボット日を先に固定 |
| 完成後に谷を選び直す | 後知恵が入る | ピボット判定ルールを事前固定 |
| 未確定バーを使う | 引けまでに消える | 終値確定後に判定 |
| 日足価格と週足RSIを混ぜる | 観測単位が違う | 同じ足を基本にする |
| 30未満だけを採用する | 閾値依存になる | 閾値あり・なしを別検証 |
三つの入口:先回り・突破・押し戻り
第一の方法は、第二底付近で価格の反発と強気ダイバージェンスを確認し、ネックライン前に入る先回りです。買値を低くしやすい一方、ダブルボトムは未完成です。第二底を終値で回復した、前日高値を越えた、陽線が確定した、など価格トリガーを加えます。RSIが切り上がっただけで下落中へ指値を並べません。
第二の方法は、ネックラインを終値で上抜いてから入る突破です。古典的な完成を待てますが、価格は高くなり、損切りを第二底の下に置けば1株リスクが大きくなります。出来高増加は確認材料になり得ますが、取引所や銘柄で出来高構造が違うため、増加率の閾値を固定して別に検証します。
第三の方法は、突破後に価格がネックライン付近へ戻り、旧抵抗が支持として機能した後に入る押し戻りです。撤退を押し戻り安値の下へ置ければ損失幅を抑えられます。ただし、強い銘柄は戻らず上昇し、待っても注文できません。反対に、ネックラインを明確に割れば「安く買える」のではなく、突破失敗の可能性があります。

| 入口 | 確認する価格 | 主な利点 | 主な弱点 | 未成立の扱い |
|---|---|---|---|---|
| 先回り | 第二底後の回復終値 | 買値を抑えやすい | 形が未完成 | 第二底割れで撤退 |
| 突破 | ネックライン上の確定終値 | 完成を確認 | 高値づかみ・だまし | 翌日価格で再計算 |
| 押し戻り | 旧抵抗で反発した確定終値 | 構造近くに撤退 | 戻らず機会を逃す | 指値未約定を記録 |
架空例:同じ8,000円の損失予算で比べる
口座資金100万円、1回の許容損失0.8%=8,000円、売買単位100株とします。第一底920円、第二底900円、ネックライン1,020円です。古典的な値幅目標は、パターン高120円(1,020-900)を突破点へ加えた1,140円ですが、これは測定目標であって到達保証ではありません。
先回りは935円で買い、第二底の下895円に撤退、滑り等5円を見て1株リスク45円です。8,000÷45=177株なので100株へ切り下げます。突破は1,025円で買い、短期支持965円、滑り5円で65円リスク、同じく100株です。押し戻りは1,015円で買い、985円と滑り5円で35円リスク、理論228株を200株へ切り下げます。同じ底の形でも、どこで入るかを変えると数量も変わります。架空例の株数を比べると、確認を待つことと損失幅を小さくすることが必ずしも同じではないと分かります。
押し戻りが最も株数を持てるのは、この架空例で撤退が近いからです。勝ちやすいことを意味しません。ネックラインを割り込む押し戻りでは損切りが連続し得ます。先回りは目標まで205円ありますが、完成前の失敗を多く引き受けます。突破は目標まで115円で、65円リスクなら約1.77Rです。手数料・税を無視した学習計算であり、実際の約定を示しません。
| 項目 | 先回り | 突破 | 押し戻り |
|---|---|---|---|
| 買値 | 935円 | 1,025円 | 1,015円 |
| 撤退候補 | 895円 | 965円 | 985円 |
| 滑り等 | 5円 | 5円 | 5円 |
| 1株リスク | 45円 | 65円 | 35円 |
| 理論数量 | 177株 | 123株 | 228株 |
| 採用数量 | 100株 | 100株 | 200株 |
| 予定損失 | 4,500円 | 6,500円 | 7,000円 |
| 測定目標まで | 205円 | 115円 | 125円 |
| 主な失敗 | 未完成 | だまし上抜け | 支持化しない |
| 計算 | 式 | 架空例 |
|---|---|---|
| パターン高 | ネックライン-低い方の底 | 1,020-900=120円 |
| 測定目標 | ネックライン+パターン高 | 1,020+120=1,140円 |
| 許容損失 | 口座資金×許容率 | 100万円×0.8%=8,000円 |
| 1株リスク | 買値-撤退候補+滑り等 | 突破:1,025-965+5=65円 |
| 数量 | floor(許容損失÷1株リスク) | 突破:floor(8,000÷65)→100株 |
発注:終値を見て同じ終値では買えない
日足終値でネックライン突破を確認したなら、その終値を見てから同じ価格で買えたことにはできません。次の始値で成行、上限指値、または所定の買いストップを使います。翌朝1,090円へ上方ギャップし、撤退965円、滑り5円なら1株リスクは130円です。8,000÷130=61株で、100株単位なら0株です。形が良くても追い掛けません。
Investor.govは、成行注文は執行を優先するが価格を保証せず、指値は価格を制御するが約定を保証せず、ストップ注文は到達後に成行注文へ変わると説明しています。出典:Investor.gov「Types of Orders」(2026年9月24日確認)。日本の注文名称・有効期限・逆指値仕様は証券会社で確認します。
押し戻りを待つ場合も、ネックラインの1,020円へ触れれば自動的に買うのではありません。「1,000〜1,025円へ入り、その日の終値が1,020円を回復」「前日高値を翌日上抜く」など、支持確認と発注を分けます。未約定や条件消滅は失敗ではなく、0株という結果です。
| 注文 | 利用場面 | 利点 | 保証されないもの |
|---|---|---|---|
| 翌日成行 | 確定終値後に必ず参加 | 執行を優先 | 買値 |
| 上限指値 | 追い掛け上限を固定 | 最大買値を制御 | 約定 |
| 買いストップ | 高値越えで発注 | 回復確認と連動 | 指定価格での約定 |
| 押し戻り指値 | 価格帯を待つ | 買値を抑える | 支持確認・約定 |
| 注文取消 | 日数・形が失効 | 古い注文を残さない | 再び条件成立すること |

撤退:第二底・ネックライン・時間を別々に決める
先回りの仮説は「第二底が支持になる」です。したがって、第二底の下に値幅余裕を加えた位置が初期撤退候補です。突破の仮説は「ネックラインを越え、上で維持する」です。短期支持または第二底のどちらを使うかで損失幅が大きく違います。押し戻りの仮説は「旧抵抗が支持へ変わる」なので、押し戻り安値またはネックライン下が候補です。
価格構造の直下は、多くの注文が集まりやすく、一時的な割れで戻ることがあります。そこで0.2ATRなどの余裕幅を加える設計は可能ですが、ATR倍率は万能ではありません。余裕を増やせば1株リスクが広がるため、数量を減らします。損切りに近づいた後で「RSIが売られ過ぎだから」と撤退を遠くしません。
利益側は、古典的な測定目標、1R・2Rでの分割、安値切り上げへの追随を別々に検証します。測定目標に届かなくても、ネックラインを終値で再び割り、出来高を伴って戻れないなら失敗の可能性があります。時間切れも「10営業日で高値更新なし」など先に決めます。価格損切り、時間切れ、決算前撤退を混同しません。
| 入口 | 初期撤退候補 | 仮説崩れ | 追随候補 |
|---|---|---|---|
| 先回り | 第二底-余裕幅 | 第二底を維持できない | ネックライン突破後に引上げ |
| 突破 | 短期支持または第二底下 | 突破後すぐ旧レンジへ戻る | 安値切上げ・ATR |
| 押し戻り | 押し戻り安値-余裕幅 | 旧抵抗が支持化しない | 直近安値の切上げ |
| 共通 | 注文前に固定 | 決算・市場急変を含め再評価 | 損切りを遠くしない |
| 出口 | 例 | 目的 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 価格損切り | 構造安値-0.2ATR | 仮説崩れを切る | ギャップで超過 |
| 時間切れ | 10営業日で高値更新なし | 資金拘束を抑える | 期間は検証が必要 |
| 測定目標 | 1,140円 | 形の値幅を目安化 | 到達保証なし |
| R倍目標 | 1Rで一部・2Rで一部 | 損益比を管理 | 大相場を途中で降りる |
| 追随撤退 | 直近安値・ATR | 上昇を追う | レンジで往復 |
| イベント前 | 決算前に閉じる | 既知のギャップ要因回避 | 機会損失 |
見送る条件:きれいなWでも買わない
先行下降がなく、レンジの下限を二度試しただけなら、ダブルボトム反転とは分けます。二つの底が近過ぎて戻り高値が小さい場合、ネックラインまでの値幅よりスプレッド・滑りが大きくなります。反対に、間隔が長過ぎれば同じ売り局面を再試験した形ではない可能性があります。
RSIの強気ダイバージェンスがあっても、価格が第二底を明確に割り続けるなら見送ります。RSIは平均下落幅との比なので、下落の勢いが鈍るだけでも上がります。価格水準の維持やネックライン突破を保証しません。30未満から出た、50を越えたなどの条件を足す場合は、取引数と失敗率を含め別に検証します。
決算発表が翌日、出来高が少ない、気配が広い、指数が急落、上方ギャップで数量が0株、測定目標までの余地が初期リスクより小さい、といった場面も見送ります。良い形を見つけることと、取引可能な条件は別です。
| 見送り条件 | なぜ危険か | 再検討 |
|---|---|---|
| 先行下降がない | 反転型の前提がない | 別のレンジ手法として検証 |
| 底の間隔が短過ぎる | 同じ下落のノイズ | 必要日数を満たすまで待つ |
| 第二底が大幅に下 | 下降継続の可能性 | 新しい構造を待つ |
| RSIの谷が価格とずれる | 後知恵の線になる | 対応日を固定 |
| ネックラインが浅い | 費用後の余地が小さい | 損益比を再計算 |
| 決算直前 | ギャップで撤退不能 | 発表後に再評価 |
| 低流動性 | 表示価格で約定しにくい | 参加率・気配が改善 |
| 大幅ギャップ | 1株リスクが増える | 単元内なら再計算 |
| 最小単元で超過 | 損失予算を守れない | 0株 |
バックテスト:完成後に底を選び直さない
ダブルボトム検出では、将来のバーを見て谷を確定しがちです。たとえば「左右5本より安いバー」をピボット安値とするなら、右側5本がそろうまでその谷は当時分かりません。検証上は認識を5本遅らせるか、過去データだけで更新できる条件を使います。第二底を後から最安値へ移動してはいけません。
ネックラインも、二つの底の間で当時観測できた戻り高値から決めます。突破終値を見て同じ終値で買わず、次の始値または実際の注文条件で約定させます。押し戻り指値に届かなかった取引、触れたが支持確認できなかった取引、ストップ安、売買停止、手数料、スプレッド、滑りを残します。
Lo、Mamaysky、Wangの研究は、平滑化した価格データからテクニカルパターンを機械的に識別し、いくつかのパターンで条件付きリターン分布が異なる可能性を示しました。しかし、特定のダブルボトム×RSI戦略の利益や将来の成功を保証する研究ではありません。出典:Lo, Mamaysky and Wang (2000), “Foundations of Technical Analysis”(2026年9月24日確認)。
比較するのは、価格パターンだけ、RSIダイバージェンスだけ、両者の組み合わせ、さらに三つの入口です。勝率だけでなく、平均利益・損失、期待値、最大ドローダウン、保有日数、未約定率、ギャップ超過損失、候補数を見ます。設定期間14、谷の許容差3%、間隔20日などは仮説であり、周辺値と未見期間で頑健性を確かめます。
| 検証項目 | 実装 | 防ぐ誤り |
|---|---|---|
| ピボット安値 | 右側本数がそろった時点で認識 | 未来の谷を知る |
| 対応RSI | 価格ピボット日と同じ窓 | 都合よい谷を選ぶ |
| ネックライン | 二底間の当時の高値 | 完成後の引き直し |
| 突破 | 確定終値後に注文 | 同じ終値約定 |
| 押し戻り | 未約定・失敗を残す | 成功例だけ抽出 |
| 銘柄母集団 | 当時上場・廃止を含む | 生存者バイアス |
| 価格 | 分割等を統一 | 架空のギャップ |
| 費用 | スプレッド・滑り込み | 成績過大評価 |
| 期間分割 | 設計→未見検証 | 過剰適合 |
実践チェックリスト
| 時点 | 確認 | 記録 |
|---|---|---|
| 候補抽出 | 先行下降、第一底、戻り高値 | 底の日付・価格 |
| 第二底 | 許容差、間隔、価格の回復 | 対応RSI値 |
| ダイバージェンス | 価格安値↓・RSI安値↑ | 同じ二つのバー |
| 入口選択 | 先回り・突破・押し戻り | 混ぜずに方式名 |
| 注文前 | 買値上限、撤退、滑り | 1株リスク |
| 数量 | 許容損失÷1株リスク | 切下げ後の株数 |
| イベント | 決算、流動性、市場環境 | 見送り理由 |
| 保有中 | 価格・時間・イベント出口 | 変更前後 |
| 終了後 | 実約定、最大逆行・順行 | 検証ログ |
まとめ:RSIは底を当てる道具ではなく、入口を比較する補助線
ダブルボトム候補では、二番底を見つけた瞬間に答えを決めません。価格の二つの谷を先に固定し、同じ日付のRSIが切り上がっているかを確認します。それでも形は未完成です。ネックラインを越える前の先回り、越えた後の突破、旧抵抗を試す押し戻りを、別の入口として扱います。私には、早く買えたことより、その時点で何を確認していたかを分ける方が大切に感じられます。置いていかれる可能性も持ったうえで、自分が待てる条件を選びたいと思います。
三方式は、低い買値、形の確認、狭い撤退幅を同時には得られない交換条件です。口座資金と許容損失を先に決め、買値-撤退候補+滑りから数量を計算します。翌朝のギャップで最小単元を持てなければ0株です。古典的な測定目標も到達保証ではありません。
検証では、将来のバーで底を確定した時点まで認識を遅らせ、確定終値の次の取引時に発注します。未約定、だまし、決算、流動性、費用も残します。RSIダイバージェンスの役割は、底値を宣言することではなく、価格の反転工程で売りの勢いが弱まった可能性を、再現できる形で比較することです。
関連解説:ダブルトップ・ダブルボトム、RSI、ダイバージェンス、出口戦略・資金管理。
資料確認・更新日:2026年9月24日。図表・数値例は当ブログ作成です。
免責事項
本記事は情報提供を目的とし、特定銘柄、売買手法、金融商品を推奨するものではありません。チャートパターン、RSI、ダイバージェンス、注文ルールは将来の値動きや利益を保証しません。急変、ギャップ、取引停止、未約定、価格のずれにより想定以上の損失が生じる場合があります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は、本文中に示した日付時点の決算短信・会社のIR資料などの公開情報に基づきます。最新の情報は各社の開示でご確認ください。
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