アイスペース(ispace)は、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を推進する日本の企業であり、東京証券取引所グロース市場に上場しています(証券コード:9348)。
目次
業績の現状と今後の展望
2024年11月12日に発表された2025年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は、63.9億円の赤字(前年同期は15.3億円の黒字)に転落しました。
また、2024年9月28日の発表によれば、2024年3月期の連結業績予想について、売上高の見通しを61億9600万円から30億5000万円(前期比3.1倍)に引き下げました。
一方、最終損益の赤字額は78億8900万円から45億0400万円に縮小する見通しです。
リスク要因
- ミッションの遅延: ミッション3の打ち上げスケジュールが2025年から2026年に延期され、ミッション4以降もスケジュールの後ろ倒しが検討されています。
- 技術的課題: 月面探査という高難度の技術開発に伴うリスクが存在します。
- 資金調達: 継続的な開発とミッション遂行には多額の資金が必要であり、資金調達の不確実性がリスクとなります。
カタリスト(株価変動要因)
- ミッション2の成功: ミッション2のスケジュールに変更はないとされています。
- 新規契約の獲得: スウェーデンの鉱山機械メーカー、エピロックとのコーポレートパートナー契約や、米国の民間企業との月輸送物資サービスに関する契約が進行中です。
- 技術開発の進展: ランダーの基本設計審査が完了するなど、技術開発の進捗が見られます。
これらの要因が、今後のアイスペースの業績や株価に影響を与える可能性があります。
ispace
ispaceは「人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界を目指す」宇宙企業。人類が宇宙で生活をするためには、豊かなる仕組み=経済が必要になります。宇宙資源開発は宇宙…
★この記事は個人の株取引のメモであり、登場する銘柄は売買を推奨するものではありません。