連日の上場来高値更新を続けるTOWA。
以前書いた記事では、今後5,550円までは行くんじゃないか。岡三証券の10/4発表のレポートでは5,700円がターゲット。そして、エリオットやらフィボナッチなどで色々考えると、目先最大8,000円まではあるんじゃないか、と書かせて頂きました。
一方で、今日の終値でMACDは400！！RSIも80オーバーと明らかに過熱圏に入っています。本来は一旦調整しなければおかしい局面です。それなのに、昨日の日経平均の大きな下落にも全く影響を受けず、昨日今日で10％近くの上昇を見せています。
あまりのスピード上昇に、今日はずっと違和感と戸惑いを感じていました。
なんだろう？この違和感。
今日の出来高もすごい。今年最大の約280万株を作っています。
さて、この先のTOWAはどんな動きになるのでしょうか・・・？
新高値は買い
今日のTOWAは一時5,480円まで上昇し、再度の上場来高値更新となりました。
それにしてもこの異常な強さはなんでしょうか・・・。今週中に6,000円トライもありそうな勢いです。
今日はニュースも出ましたね。
でも再三申し上げていますが、各種オシレーターは過熱サインが出ています。今後しっかり上昇してもらうためにも、一旦調整があっても良いと思います。
恐らく・・・ですが、11/8の決算発表がターゲットになっていると想像しています。ここでは大きな上方修正が期待されているというより、先に発表された封止装置含む会社の今後の展開について、何かしらの発表がある可能性があるということが期待されているのではないかと思います（半期決算と言うある意味節目でもありますし・・・ちょっと無理やりですが（汗））。
もちろん、岡三証券のレポートで読み解けるような、10％くらいの上方修正があるのかもしれません。
いずれにせよ、恐らく評価の対象となるのは今後の会社計画に修正があるのかどうか？かなと考えています。・・・でも半年前に出たばかりの計画がいきなり修正ということもあり得ないか・・・。
「TOWAビジョン2032」を見てみる
前述の「会社計画」とは、今年3月に発表されている「TOWAビジョン2032」のことです。売上に関する中長期目標を2032年売上1000億円達成とし、そのためのロードマップがまとめられています。
上記画像を見ても分かるように、半導体事業と新事業の伸長が、実現するか否かのカギを握るわけですが、個人的にはこの書面の中の「機能別戦略」の記述にポイントがありそうかなと考えています。
そして先般発表された以下のリリース。
この製品が、TOWAビジョン2032で謳っている「次世代モールディング革命」の布石になっているのだと思いますが、これが業績に反映してくるのは、上記売上推移予想を見る限り2026年度あたりなんでしょうね。
そして、果たしてこの予想を圧倒的にくつがえすような展開は待っているのでしょうか。
半導体戦争では日本は敗北しています。メインメーカーの座は諸外国に明け渡しましたが、製造、洗浄など、加工前工程後工程の重要なポジショニングは色々な会社が奮闘している状況。そんな中でモノづくり太郎さんの動画によるとTOWAの技術は半導体の性能をパワーアップする技術だそう。つまり後工程の部分で他にはない独自の技術をお持ちなんだそうです。
時代は生成AIの急速な立ち上がりで半導体需要は爆増。今後の半導体は大型化、回路の極小化が進みます。そしてそんなチップ開発競争をさらに加速させる「More Than Moore」 。集積回路にセンサやMEMSを集積することで、通常のトランジスタでは実現できない機能を追加するアプローチのことだそう。 デバイス単体でみれば性能は変わりませんが、集積回路に新機能が追加されることでトータルでのチップ性能が向上すると期待されています。
日本企業が世界の半導体戦争で再び存在感を増す可能性があると考えると、なんだかワクワクしますね。
そしてTOWAがその先鋒として戦っていくのだとしたら・・・楽しみです。
ワクワクするのは株価も・・・
で、未来のシナリオはなんとなく分かったけど、株価はどうなんのよ。
目先の株クラはこの部分が重要ですよね。
で、私の考えですが・・・正直わかりません。
ただ、前述のようなシナリオがあるので「こっちも2032年まで握ったるわ！」くらいの事であれば、しっかり株価は上昇していくと思います。それがいくらになるのかはわかりませんが。。。2万円になるのか、3万円になるのか・・・。
時間軸によって戦い方は変わりますが、どこでトップを付けるか分からない以上、私は目先「ダブルトップ崩れ」で一旦手仕舞おうかと思っています。そもそもそういうチャートになるかどうかもわかりませんし、あんまり詳しくは書きませんが、そんな感じです。
さて、TOWAの株価は昨日今日の急上昇で風雲急を告げる展開になってきました。このままオシレーターを無視して上がり続けるのかもしれません。個人的にはそうなって欲しいと思っています。
そして、いつか来る終わりのタイミングも昨年のダブルスコープのような破滅的な終わり方にはならないと思います。
でも、本当にどうなるかわかりませんので、ホルダーの皆さん、監視員の皆さん、どうかご安全に。
それぞれの時間軸や資金量によって作戦は全く変わってきますので、そのあたりをどうかヨクヨクお考え下さいませ。
★この記事は個人の株取引のメモであり、登場する銘柄は売買を推奨するものではありません。
