トレード日記:2023/11/2(木)TOWA反転上昇開始なるか?そして神戸。

TOWAは昨日の4,880円から反転を開始したようなチャートになっています。

まだ昨日の後場と今日の2日しか時間が経っていないので、反転上昇開始と判断するには気が早いですが、それでも直近高値の5,900円を付けた10/19から約2週間が経過し、久しぶりの強い上昇になっていることで、少しの希望が湧いてきた感じです。

また、75日線を少し割ったところで反転上昇したかに見える神戸製鋼ですが、今朝は弱い展開。昨日の上昇をチャラにするような下落になっています。

両社とも来週の決算発表を目前に控え、この1週間はどんな動きになるか分かりません。

が、昨夜のFOMCで利上げは見送られ、日銀会合は今週前半にYCC拡大修正でとりあえず通過し、ドル円は昨日の神田財務官による「為替介入スタンバイ」発言で151円を割れ、アメリカ10年債は金利上昇が一旦落ち着き・・・など相場状況は11月に入って劇的に改善しています。

日本は明日から3連休で、その間ダウは動きますので来週がどうなるかは分かりませんが、それでも最近の下落状況を考えると、少なくとも多少のショートリバウンドがあるのではないかと考えても不自然ではない状況だと感じています。すでに日経のリバウンドは激しく進んでいますが。。。

そんな中、両社の決算内容は全く分かりませんが、それも含めて来週以降の展望をどう考えているか?今現在の考えをまとめてみようと思います。

目次

TOWAの今後について

TOWAは日足チャート的には10/27に付けた4,860円をボトムに反転したような形になっています。また、昨日の4,880円までの下落で25日線にギリギリタッチする寸前で反騰した形になっています。

正確に言うと昨日の状況としては、25日線は4,858.4円で、株価のボトムは4,880円だったので、ギリタッチしなかった展開になっています。



さて、もし10/27に付けた4,860円が直近安値でここから反転上昇したと考えた場合、以前の記事で書いているようにTOWAは既に23年ぶりの上場来高値更新を果たしており、株価は青天井ゾーンに突入していることを前提に考えると、まだまだ上昇してもおかしくない状況です。

また、ファンダ的にもチップレット樹脂封止装置の発表を9月末にしていることから、この業績反映はまだ先といえども、先々の業績向上には期待が高まる局面です。

こういった背景を前提に、今日の上昇がもし反騰開始となるならば、今後の株価展開をどう考えるか?について考えてみました。

まずはエリオットですが今日から本当に反転した場合、まれにみる美しい形で第5波が始まった形になります。

前回の第3波は3,435円➱5,900円まで上昇し、その上昇率は約72%でした。フィボナッチで言えば黄金律の61.8%を少し上にオーバーシュートした形になります。

今回も同様に考えると、前述10/27の4,860円を起点に以下のような株価に節目が出来る可能性があります。

上記フィボ61.8%の7,863円は、時価総額約2,000億円というポイントにもなります。前回同様の70%超まで上げるなら、約8,300円。ですので、もしエリオット第5波で3波と同じような上昇を演じるなら8,000円までの上昇の可能性があると考えます。

もちろん株価8,000円のためには根拠となる材料は必要になります。まず一番重要なのは11/8の決算発表ですね。

私は昨日4,900円でだいぶしっかり仕込んでいるので、8,000円まで行ってくれれば良い年末になるのですが・・・。取らぬ狸の皮算用とはまさにこのこと(苦笑)すべては来週の決算次第。ここで上昇継続の内容が出るのか、その反対になるかで、今後の株価展開は全く変わってきます

個人的には現段階では決算は跨ぐつもりでいますが、跨ぐに足るかどうかの予測を出来る限り正確に知るために調べを続けようと思います。

TOWAの大株主状況

先日レオスが大量保有報告を出しました。

11.3%・・・つまり約280万株ものTOWA株を割と短期間で取得したということになります。レオスは言わずと知れた有名ファンド。ひふみ投信でもおなじみで、今年IPOも果たしています。

そんな有名大株主まで登場したことで、株主状況が気になったので調べてみました。

以下は10/31時点の株主状況です。

ピンク色のゾーンはレオス以外株主名簿に載っている保有者。青いゾーンは大量保有報告を出している機関の最新状況を拾ったものです。

既に5%以下の三井住友トラストは、さらに保有量を減らしている場合報告義務が無いので、それも含めて青いゾーンの大量保有機関が現時点でこの通りの保有量をキープしているかと言われれば、それは恐らくないと思います。

が、あくまで目安として、約6割を大株主が占め、残り4割・・・つまり約1000万株が浮動株として動いている状況だという事はわかります。

青いゾーンの機関や、その他新規参入社があれば、浮動株はもっと少なくなってきます。

ただ・・・万が一・・・この表が当たらずとも遠からずという内容だったとしたら、需給はかなり逼迫してきているということ。

ですが・・・この銘柄は貸借銘柄。しかも今の信用倍率は1倍。信用の需給は全く問題ありません。が、今後のことを考えると、この状況は果たして喜ばしいことなのかどうか・・・まだちょっと判断できません。

繰り返しますが、この銘柄は貸借銘柄ですので・・・。

どうなることやら。。。

神戸製鋼について

テクニカルでは75日線を起点に反発開始かと思われた神戸製鋼ですが、昨日の日本製鉄決算で日本製鉄が売られ、その影響だと思うのですが今日は鉄鋼セクター全体が下落。神戸製鋼も巻き込まれて下落しているという状況です。

前日終値1,819円に対し、朝イチ寄付きは1,850円とロケットスタートだったので安心して仕事していたら、ふと株価を見てみるとマイ転・・・しかも一時1,767円まで下落していました。

日本製鉄の決算は以下。

最終利益を上方修正したにも関わらずの逆行安です。

こうなると来週11/9の神戸製鋼決算にも暗雲が立ち込めて来たかと考えてしまいます。

ただ、神戸製鋼と日本製鉄の事業カテゴリの違い・・・つまり、日本製鉄は粗鋼生産を中心にしているのに対し、神戸製鋼は自動車向け製品や電力卸などもあり、ニアリーイコールではありますが、そのまま日本製鉄と同じような結果になるかどうかは分かりません。

テクニカルでも75に線界隈には踏みとどまっている状況という事もあり、

もう少し粘ろうとは思っていますが・・・。さてどうなるか。

また昨日の記事でも掲載した以下の記事。

この記事よるとポスコは鉄鉱石と石炭の原材料費低減による収益増と発表しています。日本製鉄の発表は逆。このあたりの違いをどう読み解くか。日本製鉄は電炉投入を進めているので、石炭価格ではなく電力価格が収益インパクトに寄与しているのは確か。だとすると昨今の電力値上げが響いているという話は分かるのですが・・・。

来週の神戸製鋼の決算発表が楽しみです。持ち越すかどうかはまだ決めていませんが、100円への増配修正の可能性ありとか色々な噂は出ているようなので、色々と考えてみます。

気になる銘柄として・・・

最近TOWAと神戸製鋼の事ばかり調べている中で、他にも多数気になる銘柄はあるのですが、TOWAの事を調べるうちに猛烈に気になる銘柄が出てきました。

「アオイ電子」です。

TOWAのチップレット樹脂封止装置は、半導体製造工程の「中工程」と言われる部分の話。そこにTOWAの新製品や技術が将来的に期待できるという背景で株価が上がっているのですが、他にも同様の企業が無いかと調べていたところ、この会社が浮上してきました。

時価総額は今日現在約200億円。半導体後工程におけるRDL多層パッケージング技術で飛躍を目指している企業。独自技術があり、これが今後採用フェーズに乗ってくると化ける可能性があるのはないかと考えています。



半導体の技術イノベーションはとかくチップ本体の高集積化に目が行きがちですが、パッケージング技術も重要なんだという事がTOWAを調べていくうちに理解してきました。そのカテゴリではまだ技術革新が様々起きており、このほかにも有望企業が色々とあるのではないかと感じています。

その他、気になる銘柄は以下。

・IDOM
・さくらインター
・東京精密
・fonfun

・霞が関キャピタル
・スタンレー電気

・NEC

などなど。

IDOMはビッグモーター騒動で巻き込まれた形の中古車販売会社。ブランド名はガリバー。誰でも知っている有名企業です。今会社を率いているのは2代目の兄弟。そもそも中古車販売業はダーティな世界だったと思いますが、それをクリーンな内容に引き上げている企業として業界内の評判は良いようです。

実際昨日の急落は保険金不正受給再調査報道がきっかけですが、それに対するアンサーIRがすぐに出ています。

直近レーティングでは目標株価1,800円。それに対して直近株価は900円を割ったところで推移しています。

またスタンレー電気は自社株消却のニュースで急騰しています。大手機関が長らく買い増していることは知っていたので、背後で色々とあるんだろうと推察しています。

などなど、相場は昨日のFOMC無風、日銀会合通過、ドル円も一旦下落、米10年債金利調整、為替介入は今のところ無し・・・と、一旦目先懸念が払しょくされた形になっています。

11月がラリーになると良いと願いつつ・・・マザーズが今年50%超の下落というのも味わい深い・・・必ずどこかで揺り戻しが来ると思いますが、そんなこんなで来週に期待したいと思います。

来週はいよいよTOWAと神戸製鋼ともに、決算発表です!







★この記事は個人の株取引のメモであり、登場する銘柄は売買を推奨するものではありません。

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