銘柄研究:2024/12/26(木)日本のIR関連2025年以降の展望について

日本の統合型リゾート(IR)事業は、2025年以降に本格的な展開が期待されています。IRはカジノ、ホテル、エンターテインメント施設、会議場などを一体化した大型複合施設であり、観光産業の活性化や地域経済の振興を目的としています。

目次

2025年以降の展望

  • 大阪IRの開業: 大阪府・市は、2025年に夢洲(ゆめしま)でのIR開業を目指しています。これにより、国内外からの観光客誘致や地域経済の活性化が期待されています。
  • 横浜IRの計画: 横浜市もIR誘致を検討しており、2025年以降の開業を目指しています。ただし、市民の意見や政治的な動向により、計画の進行には変動があり得ます。
  • 経済効果: IRの開業により、雇用創出や税収増加、観光産業の拡大など、多方面での経済効果が期待されています。一方で、ギャンブル依存症対策や治安維持などの課題も指摘されています。

大阪IRの主要構成要素

  1. 主要事業者
    • MGMリゾーツ・インターナショナル(アメリカ) 世界的な統合型リゾート運営企業で、大阪IRプロジェクトの中核を担う企業です。
    • オリックス(証券コード: 8591) 大阪を拠点にする総合リース業を中心とした企業で、プロジェクトへの出資や運営の重要な役割を果たします。
  2. 出資企業・パートナー企業 大阪IRプロジェクトには、多くの企業が出資や支援を行っています。その中には以下の企業が含まれます。
    • 関西電力(証券コード: 9503)
      インフラ整備やエネルギー供給での役割を期待。
    • パナソニックホールディングス(証券コード: 6752)
      技術提供や施設内設備の提供を見込む。
    • ダイキン工業(証券コード: 6367)
      空調設備や環境対策での貢献が期待される。
    • 三菱電機(証券コード: 6503)
      電気・通信設備の提供に関わる可能性あり。
  3. 大阪府・大阪市 行政として、事業を全面的にバックアップし、規制や政策の調整を進めています。
  4. 施設概要
    • 予定地: 大阪・夢洲(ゆめしま)
    • 計画施設: カジノ施設、ホテル、会議場(MICE施設)、エンターテインメント施設、ショッピングエリア、文化・芸術スペースなど。

プロジェクトの意義

大阪IRプロジェクトは、経済効果や観光振興を目的としており、日本国内初のIR施設として注目されています。プロジェクト完了後には、多くの雇用創出や国際的な観光地としての大阪の価値向上が期待されています。

正式に「大阪IR株式会社」という法人が存在するわけではなく、出資企業と運営パートナーが共同でプロジェクトを進めています。

IR全般に関連する企業

日本における統合型リゾート(IR)の整備が進む中、関連する上場企業への注目が高まっています。IRはカジノを中心に、ホテル、会議場、ショッピングモールなど多彩な施設を含む複合観光施設であり、その開発・運営には多くの企業が関与しています。

前述大阪IR出資企業と重複する部分もありますが、以下ご参照ください。

1. オリックス(証券コード: 8591)
オリックスは、大阪IRの主要出資者の一つであり、米国のMGMリゾーツ・インターナショナルとともに運営の中核を担っています。

2. コナミグループ(証券コード: 9766)
コナミグループは、スロットマシンやカジノマネジメントシステムなど、カジノ向けのゲーミング機器を提供しており、IR施設内での活躍が期待されています。

3. セガサミーホールディングス(証券コード: 6460)
セガサミーホールディングスは、ゲーミング機器の製造やリゾート事業を展開しており、韓国でのカジノ運営にも携わっています。

4. ユニバーサルエンターテインメント(証券コード: 6425)
ユニバーサルエンターテインメントは、パチスロ・パチンコ機の開発・製造・販売に加え、統合型リゾート事業も展開しています。

5. 日本金銭機械(証券コード: 6418)
日本金銭機械は、貨幣処理機器の製造・販売を手掛けており、カジノ内での決済システムなどでの需要が見込まれます。

6. オーイズミ(証券コード: 6428)
オーイズミは、アミューズメント機器の開発・製造を行っており、カジノ関連機器の供給での関与が期待されます。

7. エイチ・アイ・エス(証券コード: 9603)
エイチ・アイ・エスは、旅行業界大手として、カジノリゾートツアーの企画・販売などでIR事業に関連する可能性があります。

8. ダイキン工業(証券コード: 6367)
ダイキン工業は、大阪IR株式会社の出資企業の一つであり、空調設備などで施設のインフラ整備に関与することが期待されます。

9. 三菱電機(証券コード: 6503)
三菱電機も、大阪IR株式会社の出資企業であり、電気設備やシステムの提供を通じてIR事業に関わる可能性があります。

10. パナソニックホールディングス(証券コード: 6752)
パナソニックホールディングスは、NTT西日本や関西電力などとともに大阪IRに出資しており、各種設備やサービスの提供で関与が見込まれます。

これらの企業は、IR事業の展開に伴い、直接的または間接的に関与する可能性があります。






★この記事は個人の株取引のメモであり、登場する銘柄は売買を推奨するものではありません。

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