銘柄研究:2024/12/26(木)ユニバーサルエンタ―テインメントについて

ユニバーサルエンターテインメント(証券コード: 6425)は、パチスロ・パチンコ機の製造販売や、フィリピンのカジノリゾート「オカダマニラ」の運営を手掛ける企業です。

目次

最新の業績状況

2024年11月14日に発表された2024年12月期第3四半期累計(1月~9月)の連結経常損益は、119億円の赤字(前年同期は322億円の黒字)に転落しました。これを受けて、通期の経常損益予想も従来の200億円の黒字から87億円の赤字へと下方修正され、一転して赤字見通しとなっています。業績悪化に伴い、従来30円を計画していた下期配当は見送り、年間配当は30円(前期は40円)となる見込みです。

今後の業績展望

遊技機事業においては、パチスロ機の好調な稼働状況が続くスマートパチスロのさらなるシェア拡大や、パチンコ機における内規の見直しに伴う新たなゲーム性を有した遊技機の登場が予定されており、市場の活性化が予測されています。

リスク要因

  • 海外事業の不確実性: フィリピンのカジノリゾート「オカダマニラ」の運営において、現地の政治・経済状況や規制の変化が業績に影響を与える可能性があります。
  • 市場競争の激化: 遊技機市場における競争が激化しており、製品の魅力度や販売戦略が業績に直結する状況です。

カタリスト(業績改善の要因)

  • 新製品の投入: 新たなゲーム性を持つ遊技機の投入や、スマートパチスロのシェア拡大が業績回復の鍵となるでしょう。
  • 海外リゾート事業の成長: 「オカダマニラ」の集客力向上やサービス拡充により、収益性の改善が期待されます。

ユニバは来年IR関連が動意づいた場合の本命銘柄の一角だと考えているのですが、とにかくお家騒動が収束しない限り機関投資家の買いが呼び込めないため、一刻も早い解決あるいは改善が必要だと思います。

お家騒動とは簡単に言ってしまえば追い出された創業者とその家族による対立と確執なのですが、会社側も業務フロー改善など色々な取り組みを進めているという風の噂も聞きます。

セガサミーが大和証券のレーティング引き上げでいち早く動き出した感がありますが、PBRベースでみると投資妙味は圧倒的にユニバにあります。

来年どうなるか。ある意味一番大きく変貌してもおかしくない銘柄のひとつだと思いますので、まずは投資家が安心して投資できる外面を出来る限り早く作ることが期待されますね。






★この記事は個人の株取引のメモであり、登場する銘柄は売買を推奨するものではありません。

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