銘柄研究:2025/1/26(日)大阪万博出展企業について

今春、大阪万博が開催されます。伴って出展企業の株価にも何らかの影響が出る可能性があります。

そこで、現時点で公表されている大阪万博の主な参加企業や発表内容を現時点で分かっている範囲でまとめてみました。あくまで「出展を表明している」「協賛を発表している」などの段階であり、今後増減・変更の可能性がある点にご留意ください。

目次

1. 大阪万博の企業参加について

大阪万博では、公式パビリオン(国や国際機関、自治体などが出展するもの)のほかに、企業が独自にパビリオンを持つケースや、万博協会と連携してイベント企画・技術協力・スポンサーシップを行うケースがあります。たとえば下記のような形態があります。

  1. 企業パビリオン
    • 企業単独または複数企業・団体の共同による独立パビリオン
  2. テーマ事業への参加・協賛
    • 万博テーマに合わせた共同事業やスポンサーシップ
  3. TEAM EXPO 2025プログラム
    • 万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿った課題解決型プロジェクトや共創チャレンジを行う企業・団体

こうした形で多様な業種・企業が参加する計画となっています。

2. これまでに出展・協賛を公表している主な企業例

2-1. 単独パビリオンの出展を表明している企業

  • パナソニック(Panasonic)
    過去の万博(1970年大阪万博など)でもパビリオンを出展。2025年万博でも独自のパビリオン出展に向けて準備中と報じられています。
  • トヨタ自動車(TOYOTA)
    モビリティ・交通関連の技術を中心に、ロボットやAIなどを含めた先端技術展示を検討しているとされています。
  • NTTグループ(日本電信電話)
    通信・AI・XR(拡張現実)を活用した演出などが検討されていると報じられています。
  • 三菱グループ
    三菱重工業や三菱電機など、グループ各社が連携しての出展検討がニュースとして取り上げられることがあります。
  • 三井グループ
    公式パートナー・協賛企業として登録されているほか、独自パビリオン出展やイベント企画が行われる可能性があります。

(※上記はいずれも報道や企業リリースなどから「パビリオンを計画中」とされている事例です。正式名称や展示内容・規模などは今後変更の可能性があります)

2-2. スポンサー・協賛企業

企業パビリオンを持たなくても、万博の運営やテーマ事業を支援する「スポンサー」「オフィシャルパートナー」等の形で参画を発表している例があります。主な企業としては下記が挙げられます。(※実際には多数ありますが、主要企業・公開情報があるものの例を示します)

  • JR西日本・JR東海・JR東日本 などの鉄道事業者
    万博関連の交通アクセスや広報支援を行う予定。
  • 阪急阪神グループ
    鉄道や阪神百貨店などグループ全体として大阪開催を支援。
  • 関西電力
    会場内の電力インフラ面での協力や最新エネルギー技術の導入などを想定。
  • ダイキン工業
    空調や環境技術を活かした出展やイベント協賛を検討。
  • パーソルホールディングス
    TEAM EXPO 2025プログラムの協賛企業として、人材育成・社会貢献型プロジェクトを推進。
  • 富士通・NEC・日立製作所
    ICT分野でのソリューション提供やテーマ事業への技術協力。
  • 楽天グループ・ソフトバンク
    EC・通信・IT分野を中心に、イベントやデジタルサービスでの協力を表明している。

2-3. TEAM EXPO 2025プログラム参加企業

「TEAM EXPO 2025」プログラムは、万博公式とは別の枠組みで、企業やNPO・市民団体などが「未来の社会課題を解決するためのプロジェクト」を提案・実行する場です。ここに参加している企業数は非常に多く、また毎月増えている状況です。たとえば以下のような企業が登録・活動を発表しています。

  • オムロン
  • グローリー(貨幣処理機大手)
  • サントリー
  • 花王
  • キリンホールディングス
  • アサヒグループ
  • ロート製薬
  • 再春館製薬所
  • ユニ・チャーム
  • 任天堂
  • サイボウズ
  • …など、多岐にわたる企業が何らかのプロジェクトを表明。

TEAM EXPO 2025プログラムは、公式サイトで「共創チャレンジ」の登録内容を公開しており、そこに参加企業・団体が多数リストアップされています。ただし、これらが「パビリオンを出展する」「会場で直接ブースを持つ」かどうかは、各社の取り組み次第で異なる点に注意が必要です。

3. 公式の参加企業リストについて

大阪万博の「最終的な出展企業一覧」は、2025年に近づくにつれ段階的に公表される見通しです。万博協会の公式サイトやプレスリリース、各企業のニュースリリースを通じてアナウンスされるため、最新情報を得る場合は下記のようなソースをご確認ください。

1)2025年日本国際博覧会協会(公式サイト)

    2)TEAM EXPO 2025公式サイト

      ★その他各企業の公式プレスリリース
      大手企業などは出展や協賛が正式に決まると、自社サイトのリリースで告知することが多いです。

      4. 現時点でのまとめ

      • 「すべての出展企業」の確定情報は、2025年1月時点では公開されていない。
      • パナソニックやトヨタ、NTTなどの大手企業は独自パビリオン出展を目指して準備中と報じられている。
      • 多くの企業がスポンサー・技術協力などの形で参加を表明しており、鉄道・通信・エネルギー・商社など各業界の大手企業が名を連ねる。
      • TEAM EXPO 2025プログラムでは、さらに幅広い企業・団体が登録しており、こちらは公式サイトで随時追加・更新されている。

      したがって、もし「最終的にどの企業がどのような形で出展しているか」を完全に把握したい場合は、今後の公式発表を追っていく必要があります。現段階で公表されている企業以外にも、2025年春に向けて参加を表明する企業は増えると予想されます。

      ★この記事は個人の株取引のメモであり、登場する銘柄は売買を推奨するものではありません。

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