トレード日記:2023/10/20(金) TOWA激動の1週間が終わる。

今日のTOWAは前日終値5,810円に対して、寄付5,620円スタート。その後揉みあいながら下落し、一時5,020円安値を付け、後場は少し回復。終値は5,370円と前日比△440円(△7.57%)の調整となった一日になりました。

日経平均は、昨夜のダウ下落を受けて△0.57%と小幅な下落。


ここまでTOWAは日経の下落を無視して上げ続けていたので、そう考えると丁度よい調整日になったのかなと考えています。

自身の持ち株は昨日全利確していたので、今日の下落は被弾することなく済みました。

今年6月にタカトリの利確タイミングを見誤り利益を大幅に減らす失敗をしていたのですが、今回のTOWAではその轍を踏むことなく無事に離脱できたので、少しは経験を活かせたかなと思っています。

で・・・今後のTOWAです。今日の値動きを見て、いくつかのシナリオを考えてみました。

目次

来週のTOWA

今日は仕事であまり見れなかったのですが、GDスタートは予測していたものの、最安値で5,020円まで落ちるとは思いませんでした。



このところの出来高がエグイ増え方だったので特にこの1週間は短期勢が多いのかなとは思っていましたが、今日これほどまでに一気に投げられるとは思いませんでした。

そして、急すぎる下落は先々の展開を想定するのが難しくなります

まずは大きく分けて2つのパターンになります。



①急落から一気にリバウンドして、何事もなかったかのように上昇軌道に戻る

②急落➱リバウンドを繰り返して、結局大きく下がっていく


今日の段階ではこのどちらになるかは全くわかりません。

なので、昨日の記事で書いたように、反転の目安を持ちつつ推理していくしかありません。

ちなみに今日私はTOWA含めてノートレードでした。上記①の「急落➱リバウンド」になると確信を持てたら入るところではあったのですが、今日は確信を持てなかったので入れませんでした。具体的には昨日の終値にタッチするかどうかを見ていました。結局そこまでは戻りませんでしたが。


昨日の記事でも書かせて頂いたように、今回のTOWAの反転のタイミングは以下の価格帯がポイントになるかなと思っています。

【TOWA反転上昇の目安(目先天井5,900円を元に考察)】

①窓下限:5,130円
②△15%:5,010円
③節目:5,000円
④フィボ△23.6%:4,510円

今日は最安値が5,020円。目安の②、つまり約15%程度の下落までありました。この時点で上記①の窓は埋めました

そして上記②、節目となる5,000円は割らずに粘りそこから反転。実際5分足を見てもそのあたりで下げ止まり、鍋底を形成していることがわかります。

そして後場アタマで一気にリバウンド。

休み時間の気配値も上昇基調にあったので、このあたりが底かもと考えた人が多かったようです。

そして12:50に5,460円まで一気に回復し、その後は横ばいを続けながら緩やかに下落。最終的に5,370円で引け、という形になったわけですが、そもそもの話、日足エリオット第3波は9/21から始まって昨日まで約3週間の上昇を続けています。その調整がいくら急落となったとしても、今日一日で何事もなかったかのうように上昇軌道に戻るとは思えません。もし戻るのならば、昨日の終値5,810円にタッチするくらいの戻りでないと、急激なリバウンドとも言えないと思います。


因みに前回の日足エリオット1波から3波までの調整期間は10日間。営業日ベースで7営業日ありました。かならずしもそうなるとは言えませんが、今回も最低限同じくらいの調整期間にはなるんじゃなかろうか?と考えると、やはり来週も下げ基調となるのではないかなと考えてしまいます。



一方で、最近の記事にも書かせて頂きましたが、このような急騰の時はダブルトップのような形になる事もままあります。

などなど色々考えて、以下のシナリオを想定しています。パターンは3つ。


①月曜日にさらにリバウンドするが、5,900円には届かず失速して終わり、ダブルトップを形成する

②今日の下髭をしっかり回収して、さらに下落を続ける

③1日の下落で調整完了となり、上昇軌道に戻る



上記①の場合は、結局調整期間を長引かせるだけなんですが、このところの強さや今日さらに更新した出来高(4,919,600株)を考えると、十分にあり得るカタチかなと思います。個人的には、今日これだけ下げたのなら、ダブルトップの形にはなって欲しくないと思っています。再上昇までの時間が長引くだけだからです。

また上記②は週末にアメリカ市場で強い下げが起きた場合に考えられるシナリオです。世界情勢や米国債市場、エネルギー価格など不安定な状況が続いており、今夜のダウや週末何かが起これば来週の日経平均はまたしても軟調な展開になると思います。日経225の日足チャートを見ても10/4に付けた直近安値を試しに行くような形。こればかりはどうなるか全くわかりませんので、安全に行くなら今日は持ち越さないほうが正解だったのではないかと思います。

上記③は現在ホールドしている人にとっては一見ハッピーシナリオだと思いますが、その分破滅的なクラッシュが来る確率が高まると思いますので、立ち回り方はよりシビアになってくると思います。

という訳で、結局私としては上記②のシナリオで、しっかりと5,000円を割り、出来れば4,500~4,600円くらいまで下がりRSIも50くらいまで落ち株価が反転上昇したことを確認できる日足になってから再度INすれば良いかなと考えています。

出来高を見ると、今日リバウンド狙いで買い向かった方も相当数いるはずです。

来週の展開はどうなるか・・・要注目の日々が続きそうです。

あと相場参加者が絶対に意識しているのは11/8の決算発表ですね。

今回はどんな反応になるのかが全く分かりません。今の時点で分かっているファクトは、2Q決算のガイダンスは今のところ良くないという事です。

Yahoo!ファイナンス掲示板を読んで考えること

あとYahoo!ファイナンスにこのブログリンクを貼ってくれた方がいらっしゃったようで、ブログの感想なんかも少し書いてくださっている方がいました。読んでくださって嬉しい限りです。ありがとうございます。


流れでYahoo!ファイナンス掲示板の書き込みをいくつか拝見させて頂いたのですが、色々な意見があって面白いと思いました。

その中でいくつか思う事があったのでちょっと書かせて頂くと・・・

恐らく今回のTOWAの上昇は仕手戦ではありません。というのも、今日S安にならずに踏みとどまっているからです。また出来高も大きすぎます。

機関投資家は入ってきていると思います。彼らはロングショートのバランスを取りながら、しっかりヘッジしているはずなので、買い一辺倒だったり売り一辺倒にはならないのが一般的です。昨日までは買い優勢だったけど、今日潮目が変わったのを受けて、売りを入れてきている可能性はあります。このあたりは手口を見てみないとわかりませんので、今のところ不明です。

そもそも、再三申し上げているように、一本調子で青天井になることはありません。適度に調整しながら上がっていくほうが自然です。その「適度な調整」というのがどの程度なのかがわからなかったり、調整だと思っていたら単に相場が終わってしまった・・・なんてことは良くある話なので、今回の下落も調整なのか相場の終了なのか、本当のところはわかりません。

「株は需給」。これはまさにその通りなんですが、最終的にはファンダに収束していくと思います。

TOWAファンダの本質的な部分とは?

目先の決算的なファンダでは、Nvidia、昨日のTMSC、そして先ほど出たディスコなど、半導体関連企業のQ決算は強弱まちまちの様相です。

TOWAのガイダンスも2Qは良くありません。しかし、岡三証券レポートによれば、売上に関して10%程度の上方修正の可能性を提示しています。それでも10%程度の話です。当期利益も10%UPとなれば、EPSも10%UP。つまり株価も10%UP程度が適正と言う話です。なので、ニュースにも出ているように2025年3月期の決算期待の先回り買いが今起きている株価上昇の源泉です。



その2025年3月期の好決算期待のベースになっているのはTOWAが発表している封止装置の話です。

TOWAが開発した樹脂封止装置は既存半導体チップの性能を大きく向上させる技術です。つまり、半導体そのものの技術革新を待たずして、半導体チップの性能向上が図れる点にアドバンテージがあります。

今の時点で話すとかなり大げさかもしれませんが、もしかしたらこの技術、ゲームチェンジャーになるかもしれないと考えています。


半導体の開発競争は、色々な記事を読むと書いてありますが、かなり熾烈な競争になっているそうです。具体的にはウェハの大型化と、回路の極小化。この2つのうち、回路の極小化が特に難しいらしく、各社しのぎを削っている状況なんだそうです。2ナノメートルってどんだけ小さいんだ(汗)

そこに、既存チップを樹脂で封入することで、チップ性能を向上させることができますよ!という話が出てきているのが今回の話。これは恐らく、半導体チップの性能向上に「開発」以外の新しいベクトルが加わるという話だと思います。。それが今回の話の根っこの部分です(間違った認識だったらすみません・・・)。

もしこの推察が概ね正しいということになれば、株価はかつてのレーザーテックや下手したらガンホーのような大相場になる可能性があるのかもしれません。

また、時価総額もまだ1000億を超えたあたり。もし大化けするならここから株価10倍なんてことも十分あり得るのではないでしょうか。

10倍化なんて話は現実化するとしても数年後の話でしょうから、時間軸長めにとれる人ならば、現物でTOWAを買ってあとは寝とけ!という話です。

それくらい、個人的には今回のTOWAの相場には期待しています。

読みが全く外れて、知識的にも間違っていて、株価もこのあたりで終了・・・であればそれはそれでしょうがないです。が、なんだか夢見ちゃうんですよね。日本の時価総額1000億円くらいの会社が、世界を席巻する技術を生み出し、世界中から引っ張りだこになる未来が来たら、なんだか痛快じゃないですか。

「アメリカにはNvidiaがあるけど、日本にはTOWAがあるぜ。」

なんてね。

とにかく今回の相場、ちょっと楽しみにしています。

ものづくり太郎さん、もっとTOWAの事を深堀した動画を出していただけないかな・・・。





★この記事は個人の株取引のメモであり、登場する銘柄は売買を推奨するものではありません。

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