日経平均が連日の高値更新をしています。
年初33,193円から始まった日経平均は、今日36,239円と年初来約9%の上昇をしています。
今日は朝イチで600円高という高騰をみせたものの、その後一気に急落し、終値は35,477円。一旦調整になりそうな値動きになってきています。
新NISAパワーだとか、自国経済失速に伴って中国人投資家が日本株を一気に買っているだとか、米欧機関投資家は3末まで買いの姿勢だからとか、色々な観測や憶測が走っているようですが、プロでもわからないという相場の事は、結局結果論でしかないわけで、今後の展開は誰にも予想できないでしょう。
日経高値更新の恩恵なく・・・
今朝は日経平均600円高の裏で、業種問わず全面高でした。なので自身の持ち株もしっかり上昇していたのですが、10時過ぎから始まった日経先物急落のあとは、結局微増という展開になりました。
1/4の大発会後、5日までは良かったのですが、3連休明けの先週は日経平均が上昇する中で逆行安を喰らい、今日は久々に良いのかと思いきや大きな恩恵はなく、この先どうなるのか非常に不透明な感じになっています。
いま私が持っているのは以下。
それぞれに買っている理由はあり、カタリストとなるタイミングが遠くない未来に来るだろうと思って昨年12月中旬から保有しています。
中でも三井E&Sの比重が高く、内海造船と合わせると投資できる資金の7割くらいは造船に突っ込んでいる状況です。
理由は過去記事でも書いたように、この先来ることが決まっている20年にわたる造船バブルに乗った形。バブルは今年から本格化します。
昨年ブレークとなったAI関連や、半導体関連。また、防衛やらインバウンドやら陸運やら食料やらドラッグストアやら、色々なセクターも調べてみましたが、波乱の時期でも比較的安心して持てるのは造船セクターではないかということと、一方で造船はしっかり上昇も期待できると考えています。
・・・なんですが、最近の日経平均上昇には乗れず・・・それは船舶用鋼材価格の値上げが決定したことによる造船セクター全般的な下落という影響も大きいのですが、それでも三井E&Sは目先ターゲットの800円に中々届かず、悶々としています。
いずれ必ず上がるとは思うのですが、出来るだけ時間軸短くいきたいのが本音なので、ゆっくり持ち続けるというよりはHIT&AWAYで利確出来れば良いのですが・・・今のところはそういう感じの値動きにはなっていません。
さくらインターネット
造船セクターがもたもたしているうちに、色々な銘柄が強い上昇を見せています。
中でもこの数日びっくりするくらい上昇しているのが「さくらインターネット」。
材料が出たわけではないのですが、今日はS高までいきました。あまりの急騰なので早ければ明日、大きめの調整は入ると思いますが、それでも国策銘柄の強さが際立つ動きになっています。
最初のS高で一気に買ったまま今まで持っていれば・・・約3倍になっていました。まぁこの短期間でこの展開になることは予想していませんでしたので、仕方がない結果ではあります。でも2か月かからずに3倍とは・・・。ちょっと残しておけば良かったです。
芝浦メカ
半導体関連では、手持ちはフェローテックなんですが、他銘柄では芝浦メカとTOWAを連日監視しています。
芝浦メカは11月の好決算発表後、謎に株価を押さえつけられています。
今期(2024年3月末決算)の予想利益は100億円。発行済み株式数は約1400万株。つまり予想EPSは715円となります。PER10で見ても7,150円は適正株価と見ることができ、今後のAI向けGPUマーケットでの伸長を考えれば株価10,000円は十分あり得る位置にいると思います。
しかし足元の株価は6,000円割れ。
なんで株価が上がらないのか・・・と信用残を見てみると以下。
日証協の貸付残を見ればわかるのですが、信用売りが非常に膨らんでいます。逆日歩も発生しています。うーむまだ顕在化していない悪材料でもあるのでしょうか?
半期決算の帳簿を見ると、通期売上予想が650億円に対して負債合計が約533億円と、身軽な状況でないのは確かです。内容的にも買掛が約180億円、前受金が94億円とこのあたりが重いことがわかります。
でもどうなんでしょう・・・11月発表の決算資料で期待できる部分のひとつに台湾向けの受注が増えてきている内容があります。恐らくTMSC関連ではないかと思います。一方で中国向けは売り上げの約37%を占めている・・・強弱マチマチといった内容でしょうか・・・。
次回3Q決算発表は2/8。今回は通期の上方修正が出るのではないかと考えており、仕込むなら今のうち&決算跨ぐ前提で仕込みが吉、と言う感じなんですが、どうも前回11月決算後の値動きや、現時点の信用売り残の大きさなどを考えると慎重にならざるを得ない印象です。
TOWA
そしてTOWA。ここは今年の本命株の一角とみていますが、12/27に7,620円の高値を付けた後は横ばい~下落の流れが続いています。
昨年8月の1Q決算後年末まで25日線に沿ったバンドウォークが続き、一旦調整局面に入ったかなという展開になっています。
目先は75日線にタッチするまでの調整があるかどうか?いやこの際しっかり調整してもらったほうがホルダーも入れ替わるし良いのではないかと思います。
そして、これほど美しいエリオットウェーブを描いて上昇した銘柄も中々ない中、その後のABC調整が思ったほどしっかり進んでいないこともある意味ホルダーにとっては抜けどころがわからなくなってしまって不幸な展開になっている印象です。
個人的には75日線タッチあるいは、一度割るくらいの調整が入ることを期待しています。そしてそこまでは一切さわらないのが吉だと考えています。
いずれTOWAはまた力強い上昇に戻るはずです。
何故なら過去記事にもまとめましたが、他に類のないパッケージング技術があるから。
対抗馬はアオイ電子と、実はNECらしいということまでは調べていますので、そのあたりの技術が伸長浸透し、マーケットに顕在化してくればTOWAの今後の展開も変わってくるかもですが、すぐに取って代わられることはないのではないかと思います。
また2ナノ技術が突如ブレークスルーして安価に実現とかなるのもTOWAにとってはあまり良い材料ではないでしょう。当面その心配もないと思いますが・・・。
アオイ電子
半導体後行程の企業が目下注目度が高いわけですが、その注目企業のひとつがアオイ電子です。日経クロステックの昨年10月末の記事では以下のような一節がありました。
専門家ではないのでこれがどれほど凄いことなのかはわかりませんが、要は2ナノ技術で壁にぶつかっている世界的な背景がある中でこういった技術やTOWAの樹脂封止技術などによってチップ性能を安価&スピーディに向上させていく技術に光が当たっている状況と理解しています。
株価も昨年11月に動意づいて、その後一旦年末にピークを付けて調整に入った状況。期待度を考えれば時価総額300億前後の現在はまだまだ割安な状況だと思います。
ただ、目先の決算見通しは悪い。
会社の今期ガイダンスは赤転です。
決算発表は2/2。
そこでサプライズがあれば株価は吹っ飛ぶと思いますが・・・今仕込まなくても良いかなと思ってはいます。しっかり上昇開始してからで良いかな・・・。
その他
他にも霞が関キャピタル、名村造船、ジャストシステム、アライドアーキテクツ、アルメディオ、日本アクア、fonfun、JET、KOKUSAI・・・いや関心ある銘柄は数えきれないほどあります。
今月はIPOがゼロ。2月も2銘柄でバイオとエンジニアリングコンサルの会社なので、大きく資金が入ることはなさそう。となると、このままプライム銘柄に資金が集まり続けるのか?36,000円を一旦超えた日経平均は大きな調整をするのか?中々推理も難しい局面ですが、難しいのはいつものこと。
3末まで海外機関投資家勢が「日本株買い」で行くことが決まっているといった情報もあるようなので、基本的には上目線で良いのではないかなと思っていますが・・・。
そして、いま私の主力である造船銘柄がしっかりと上がってくれることを心から期待しています。
もう2週間後くらいから決算ラッシュが始まりますが、三井E&Sは2/14のバレンタインデー。内海造船は2/5。そして現在の造船セクターエースの名村造船は2/14というスケジュールになっています。内海造船が先陣を切って決算発表がありますので、その内容が良ければセクター全体が連れ高になることも期待できます。
為替も140円台で進んでいますし、今のところは良い展開になるのではないかと思っています。
思惑通りに進んでほしい・・・です。
★この記事は個人の株取引のメモであり、登場する銘柄は売買を推奨するものではありません。