トレード日記:2024/1/31(水)1月終了。日経平均が後場プラ転で強い1月を象徴するような終わり方に。アライドS安。TOWA少し下げ。三井E&Sは横ばいな1日。

2024年1月が終わりました。

年初33,193.05だった日経平均の今日の終値は36,286.71円。1か月で約9%の上昇で終わりました。

今朝の日経CFDはマイナススタートでした。

しかし10:30から上昇に転じると、そのまま引けまで上げ続け、結局+220.85円で引けました。とにかく日経平均の強さに驚いた1日でした。


そろそろ調整が入るだろうと思っている人は多いと思うのですが、そういった心配をよそにゆっくり上げ続けるこの強さはいったい何が起きているのでしょうか?

明確な理由は私には良く分かりませんが、2月もできればこのままゆっくり上昇していってほしいものです。

目次

TOWAに乗り換え

保有銘柄の入れ替えを先週金曜日に行いました。

2,550円あたりで買っていたフェローテックを一旦全利確し、TOWAに全振りしました。

理由はTOWAが直近高値を更新したから。

「高値更新は買い」は自分的にかなり重視しているテクニカルルールで、今回もそのルールに従って粛々と乗り換えた次第です。


TOWAは11月中旬に7,000円台に乗った後、約2か月近くBOXとなっていました。75日線までの調整があるかなと思っていたのですが、なんだかんだ強くて結局先週金曜日に高値更新したので、更新しそうだなと感じたタイミングから内海造船を売って乗り換え始め、昨日また高値更新した際にフェローテックを売ってその資金を全部TOWAに入れました。


月足で見ると急上昇中なので、BOXを抜けたからと言ってスルスルと上がっていくかと言うとなんとも言えません。しかし、半導体はセクター全体にモメンタムが発生しており、今回のBOX抜けもその一環だとするとすぐに萎れることはないのかなと見ています。もちろん読みが外れたと感じたら即撤退しますが・・・。

セクターで見ても今日は半導体が+0.21%。半導体製造装置も+0.51%。パワー半導体も+0.37%と強い1日でした。もっとも今日は殆どのセクターがプラスですから特段強いという訳でもなく、単に流れが良かったというだけではありますが・・・。

肝心のTOWAは今日はマイナススタートで一時3%程度の下落。そこで昨日買った分がマイ転したのでロスカして、下で買いなおしました。

TOWAはこの先どうなるのでしょうか?私は地合い次第では大節目となる1万円まであるかなと思っていますが、ちょうどあと1週間で決算発表(2/7)があります。その約10日前にBOXを抜けて来たことは大変興味深いです。

決算で跳ねる方向にベットしている人が一定数いるから上がり始めたとみるのが正しいのか?それとも決算前に上げておいて直前に大量ショートをぶつけ、決算下落で一儲けしようとしている人たちがいるのか?さてどのような展開になるのかわかりません。

テクニカルでは三役好転MACD1/23GC済RSIも長期では48.88と高くない。PERは今日の終値で33.9倍とやや割高。でもハイグロなら別に普通かも。PBRは3.86倍とこちらもやや割高ですが異常値ではない。EPSは今期ガイダンスで228.4。

そして決算約1週間前にBOX抜け。うーん私は期待しかないような印象なんですけどね。もっと詳しい皆さんの見立てはどうなんでしょうか。

結果が全ての世界。勝負は2/7の決算発表。あとちょうど1週間。2/8の株価がどうなるか?

ちなみに前回11月の決算発表時は、内容がそれほど良くないにも関わらずガイダンスが良くて結局強い上昇と言う展開でした。

今回はどうなりますかね。会社発表の資料以上のことはわかりませんので、あと1週間の間にもう少し深堀した予想が確信をもって掴めるかどうか。もがいてみたいと思います。

アライドアーキS安。そしてフェローテック。

11月決算では「期待が持てる内容」が出たという事で急上昇したアライドアーキテクツが、昨日引け後に下方修正のリリースを発表しました。

結果は本日S安

結局海外SaaSビジネスがガイダンス通りに展開できず、下方修正したんですね。Twitter上では「ほれみたことか」的なコメントも散見されましたが、一時は大変期待された銘柄だけに、今回の下落はとても残念です。

結果を見る限りは、しばらくまた買えないなと感じています。中国の越境ECも、このところ燻っている台湾有事のことを考えると、今後積極展開する企業が増えるのかちょっと不透明です。SNSと越境ECを主力サービスとしている同社が今後どのように復活成長していくのか大変興味深いです。

同社株は当面買えませんが、今後も継続監視していこうと思います。

同様に中国向けの半導体以外のサービス展開をしている企業は、このところちょっと買えないなと感じています。例えば一時保有して少し利益を出すことができたアルメディオ。ここも中国向け太陽光発電で業績好調なのですが、この先さらに大きく伸ばすのかどうか・・・?

恒大集団の清算命令が香港の裁判所で出たというニュースが今週出ていますが、今後中国市場はあまり明るくない見通しなのではないかと思っており、そう考えるとちょっと手を出しにくいですかね。

半導体だけは「中国製造2025」が走っている現状ではあまり問題ないかなと思っていますが、ここもどうなるか。

フェローテックを外した理由も実はそこにちょっとあります。

フェロテは以前の記事で書いたように上海市場で(多分上海スターだと思うのですが・・・)上場審査に入っている子会社がひとつあります。上場後の想定時価総額は6,000億円とされており、フェロテの持分は約50%弱です。
ただ中国市場が今後恒大集団の清算から大きな下落が始まるようなら、上場も延期になるかもなと思って一旦外しました。

本来フェロテは現在の実力だけで4,000円を超えていないとおかしい状況が続いています。株価4,000円の根拠はPBRで見ています。またTMSCと取引もある半導体関連メーカーです。視聴率も少なくとも2年以上前から高く、モメンタムがいつ発生してもおかしくない状況です。

それでも上がらないのは、中国市場への上場が難しいのでは?と考える投資家が多いという事なんでしょうか?

ほんとの理由はわかりませんが、逆にこれだけ他に上がっている半導体関連銘柄がたくさんあるんだからフェロテにいまこだわる理由もないんですよね。

上場審査中で確か約1か月くらいはもう経っているはず。近く上場承認なり上場延期なりのジャッジが出ると思います。上場承認➱株価上昇、となったら、そこで買い始めても遅くないと思っています。ので、とりあえず一旦外しましたが、今後も継続監視していきます。

上場が承認され、中国マーケットがクラッシュしておらず、初値で予想通り6,000億円といった結果になったらその時の株価は1万円を超えているでしょう。

もしかしたら台湾有事リスク減退という未来があるならば、そこで初めて見直される銘柄なのかもしれませんが・・・。

フェローテックは本当に面白い銘柄ですよね。今の社会的背景とかセクターの期待とか色々なものが詰め込まれている銘柄です。考えれば考えるほど面白い。

フェローテックはもちろん今後も機を見て敏に動けるよう監視を続けていきます。

そしてTOWA!頑張って欲しいです。

おまけみたいですが、芝浦メカも期待しています。

ついでみたいですが、私がいま最も沢山持っている今日ヨコヨコの三井のEちゃん。。。頑張ってくれよマジで!

2月3月は荒れる相場になるか?

冒頭に書いたように、日経平均は順調すぎるほど力強い上昇を続けています。

Twitter上でもネット上でも、大きな調整?暴落?が近いという声が沢山出ていますね。

株は常に暴落と背中合わせですから、「下がる下がる!」と言ってればいつか必ず大きな下落が来て、その時に「ほれ見た事か!私はかなり以前から警告していた」という話をする人が沢山いるものです。

一本調子で上がり続けるマーケットなんてそもそも無いのですから、「下がるときは必ず来る」というだけの話です。

それよりも重要なのは、「何をトリガーに、いつ下がるのか?」を想定していくことです。

何がトリガーになるかということは正直誰にもわかりません。

ただ、現在足元のリスクはたくさんあります。

①中国マーケットクラッシュ・・・恒大集団清算命令
②米国利下げ・・・3月予想多し
③中東とアメリカの衝突・・・連日のニュースから
④ウクライナ・・・忘れられつつある戦争というのが逆に怖いです
⑤BTFP終了・・・3月確定(今のところ)
⑥日銀マイナス金利解除・・・4月と言う予想多し
⑦アメリカ大統領選
・・・11月トランプ再選?民主党でも共和党でもどっちでもいいですが、台湾有事を対岸の火事にしないで欲しい!

まだまだ他にもたくさんあると思いますが、大きく分けると金融政策、大企業倒産をトリガーにした金融不安、戦争を背景にした地政学的リスク、の3つに分けることが出来ると思います。

目先個人的に気になっているのは、上記⑤のBTFPの終了です。

昨年3月のSVB破綻から始まったアメリカの金融不安は、クレディスイスを破綻の瀬戸際まで追い詰めました。その後パウエルが始めたBTFPはステルスQEと呼ばれ、本来なら金利上昇でQTをしているはずなのに市場にはBTFPを通じてジャブジャブにお金が入っている状況が続いているのが足下の状況です。

それがいよいよ3月に終了(3/11)となります。予定通り終了ということになれば、ステルスQEは終了となり、資金はごっそり抜けていくことになります。当然アメ株は厳しい環境になるでしょう。一方アメリカCPIは落ち着いてきてるものの依然高く、企業業績も好調で、本来なら利下げを行うのは難しい状況なのではないかと思います。

でも3月のBTFP終了が予定通り執行ということになるのであれば、クラッシュを避けるためには利下げをするしかないのでは?と考えています。実際マーケットもそう考えているという報道が散見されます。

利下げは株式市場にとっては大変前向きなことですが、果たして利下げは3月に行われるのか?そして、それはセオリー通りに株式市場に良い影響を与えるのか?

また、4月と囁かれている日銀のマイナス金利解除は実際に行われるのか?もし3月にアメリカ利下げ、4月に日銀マイナス金利解除となれば、日米金利差は大きく縮小することになり、為替は一気に円高に振れるでしょう。ドル円がいくらになるとかは私にはわかりませんが、120円台も可能性があると思っています。

今日ソシオネクストの決算短信を見たら、想定レートが125円と書いてあってちょっと気になりましたが、3末までにそのレベルまで一気に円高に振れる可能性は十分ありますよね。

そうなると、3末決算企業の4Qはそこそこ打撃を受ける可能性もあり、5月の決算発表は荒れ模様となることも考えられます。

日銀マイナス金利解除で唯一恩恵があるはずの銀行セクターだった、企業決算がのきなみ不調となれば本業に良い影響があるとは思えませんし、実は3月以降の日本株は結構荒れ模様になるのではないかな・・・なんて今のところは考えています。

で、マーケットはこういった未来を一足早く織り込むものです。だから、2月も結構センシティブな展開になるんじゃないかなとか思ったりしています。

素人考えなので、「全くちげーよw」と笑ってみる方も多いのかもしれませんが、今のところ私はこんなことを考えつつ株を持っています。

そして、こういった展開を考えた際に持っていられる株って何よ、と考えると、セクター全体の見通しが明るいあるいは期待が持てるところしか持ちたくないなと考え、結果今は「造船」「半導体」「銀行」だけが比較的安全かつ上昇の期待が持てるのでは?と思っている次第です。

嘘か誠か「偶数年の2月は暴落が多い」なんて書き込みもありました(汗)

2月はひと波乱ありそうですね・・・。

皆さんどうかご無事で。

私は脳みそから血が出るくらい情報収集して考えて、それでもたぶん当たらない相場予想に、それでも悪あがきをこれまで以上にやる2月にしたいと思います。




★この記事は個人の株取引のメモであり、登場する銘柄は売買を推奨するものではありません。

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